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2012年9月17日

歯科技工士有志による「東日本大震災復興支援チャリティ講演会(東京会場)」開催

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 さる9月17日(月)、すみだリバーサイドホール(東京都)において、歯科技工士有志による「東日本大震災復興支援チャリティ講演会」(実行委員代表:山本 眞氏)が開催され、345名の受講者が参集した。 本チャリティ講演会は、福岡・名古屋・大阪に続き4会場目となる。

 まず、遠藤淳吾氏(フリー)が「歯肉色ポーセレンを使用したインプラント補綴における審美回復とその実際」という演題で、プロビジョナルレストレーションから製作でき、口腔内試適も可能なワックスアップの有用性、および歯肉色ポーセレンについて解説した。青嶋 仁氏(ペルーラAOSHIMA)と湯淺直人氏(大谷歯科クリニック)は「Fusion with Nature」と題し、両氏が交互に症例を提示しながら製作のポイントを解説した。また、演題最後には湯淺氏の質問に青嶋氏が回答する形で、青嶋氏のセラミックス製作に対する考えが述べられた。木下勝喜氏(ウェイド)は「歯科技工士による災害支援活動の課題と可能性」と題し、氏らが行っている被災地での義歯清掃ボランティアについて解説した。山本 眞氏(M.YAMAMOTO CERAMIST'S INC.)は「ジルコニアセラミックス材料の再考」と題し、オールセラミックスのコーピングとしてのジルコニアの強度や徐冷方法について解説した。またジルコニア以外にも、外部ステイン材に対する氏の考えが披露された。そして最後に登壇したWilli Geller氏(oral design)は「NON INVASIVE RESTORATION」と題し、氏が30年前に製作したさまざまな症例を解説し、その後はノンプレップベニアの製作から接着までの動画を流しながら、製作する際のポイントについて述べた。

  Geller氏の講演の後には、本チャリティ講演会の恒例となっているチャリティオークションが開催された。本会場でもチャリティオークションは非常に盛り上がり、講演会の受講料とあわせ、多くの復興支援金が被災地に送られることになった。