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2012年10月7日

第7回 日韓合同歯科インプラント研究会開催

骨造成の基本と安全性、および最先端の情報が幅広く語られる

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 さる10月7日(日)、東京医科歯科大学特別講堂において、第7回日韓合同歯科インプラント研究会(代表:榎本昭二氏・医歯大名誉教授、金 鴻基氏・韓国国際口腔インプラント学士会会長)が「インプラントのための骨造成セミナー」と題して開催された。

 まず菅井敏郎氏(東京都開業)が登壇し、安全にサイナスリフトを行うためのCT読影法と解剖学的な見地からの留意点、さらには術式のポイントについて解説した。

 続いては金 賢哲氏(韓国国際口腔インプラント学士会専務理事)が登壇。抜去歯象牙質を脱灰し、骨造成時の移植材料として応用する技術を紹介した。次に、金 泰榮氏(韓国国際口腔インプラント学士会学術理事)が登壇し、rh BMP-2の特徴について解説を行うとともに、実際に骨造成に応用した症例を供覧した。

 最後は、申 基★(てつ)氏(明海大教授)が登壇し、自身の長期症例などを供覧しながら、インプラント治療における骨造成の理論とテクニックについて詳説した。また、適切な習熟曲線のもとで再生療法の術式を身につけ、臨床に応用していくことの重要性を説いた。

 その後はモデレーターを務めた塩田 真氏(医歯大准教授)による進行のもと、いずれの講演においても活発な質疑応答がなされたほか、日韓のインプラント治療の現状が情報交換されるなど、今後の本研究会のさらなる発展を期待させるセミナーとなった。

[★は吉2つ]