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2012年12月7日

第15回日本歯科人間ドック学会学術大会開催

「口腔の健診からわかること―口腔から全身への貢献―」をテーマに

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 さる12月7日(金)、8日(土)の両日、鶴見大学会館(神奈川県)にて、第15回日本歯科人間ドック学会学術大会(里村一人大会長、山根源之理事長)が「口腔の健診からわかること―口腔から全身への貢献―」をテーマに開催され、一般口演、教育講演、特別講演が行われた本会には220名が参集した。

 一般口演では、歯科人間ドックに関連するさまざまな検査法などが紹介された。なかでも、永井圭子氏(日歯大)らが発表した「OCT・CBCT・デンタルエックス線写真による隣接面齲蝕ならびに縁下歯石の検査」では、チェアサイドで被曝することなくリアルタイムに高解像画像が得られるOCT(optical coherence tomography:光干渉断層法)の有用性について解説がなされた。

 教育講演1では、森戸光彦氏(鶴見大教授)の座長のもと、花田信弘氏(鶴見大教授)が「超高齢社会における歯科医療の新たな評価項目について」と題して講演。昨今う蝕の減少はみられるものの、Odontogenic bacteremia(歯原性菌血症)の由来の半分はう蝕であることに注意を促すとともに、菌血症のエビデンスを科学的な手法で積み上げ、防止策を開発することが必要であるとした。