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2012年12月14日

第60回国際歯科研究学会日本部会(JADR)総会・学術大会開催

海外演者も多数参加し国際色豊かに

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 さる12月14日(金)、15日(土)の両日、新潟コンベンションセンター(朱鷺メッセ)において、第60回国際歯科研究学会日本部会(JADR)総会・学術大会(山崎和久大会長、村上伸也会長)が、国内外から316名の参加者を集めて盛大に開催された。

 国際色豊かな本大会は、ほぼすべての講演およびディスカッションが英語で行われたため、海外の参加者との質疑応答も活発で、最新の基礎研究に対してレベルの高いディスカッションが展開された。とくにSymposium I「The Cutting Edge of Dental Science in Japan」は日本の歯科基礎研究の最前線の話題が披露され、とくにiPS細胞の歯科への応用に関する講演などが注目を集めた。また、IADR会長のMary MacDougall氏はSpecial Lectureで登壇したほか、ポスター展示会場でも氏が積極的にポスター発表者に質問されている姿が印象に残った。

 なお、初日のランチョンセミナーでは、「歯周組織再生療法の近未来を俯瞰する」と題して、村上会長(阪大教授)が登壇。塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2)と呼ばれるサイトカインを用いた新規歯周組織再生療法の開発状況を解説。会場からは日本発の歯周組織再生療法に期待する声が多く聞かれた。