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2013年3月24日

日本歯科先端技術研究所、学術講演会・市民公開講座を開催

「インプラント治療の未来を探る」をテーマに

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 さる3月24日(日)、東京国際フォーラムにて、「2013年 公益社団法人日本歯科先端技術研究所学術講演会・市民公開講座」(簗瀬武史会長)が、「インプラント治療の未来を探る―歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士、それぞれの立場から―」をテーマに、約210名以上の参加者を集め盛大に開催された。

 最初に安生朝子氏(歯科衛生士・藤橋歯科医院)は、「インプラント治療における歯科衛生士の役割-歯科衛生士ならではの視点-」と題した講演を行い、歯科衛生士に求められる治療への視点、患者への説明能力、メインテナンスにおける役割などについて言及した。

 午後からは十河厚志氏(歯科技工士・デンテックインターナショナル株式会社代表取締役)が、「Digital dental lab with the analog skill」と題した講演を行い、CAD/CAMやコンピュータガイドシステムなどの最新技術を応用する際にも抑えておくべき基本的な技工の技術、上部構造のマテリアルの選択基準などについて解説した。

 最後に山崎長郎氏(東京都開業)は、「複雑なインプラント症例の外科‐補綴の連携治療」と題した講演を行い、抜歯後即時インプラント埋入を行う際の判断基準、各種欠損形態における治療計画の立案、咬合付与、デジタル技術の活用法などに言及した。

 ディスカッションでは、各講演に対してより実際の臨床に即した数多くの質問が投げかけられたほか、歯科衛生士、歯科技工士、歯科医師それぞれの立場からみたインプラント治療のあり方が包括的に議論された。

 また、市民公開講座においては、テレビなどでも活躍している料理研究家の脇 雅世氏が講演を行い、多くの聴講者が集まった本講演会を盛り上げた。