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2013年4月16日

「夢みるこども基金」を考える会、記者会見を開催

控訴審判決「双方の控訴棄却」でコメント

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 さる4月16日(火)、東京国際フォーラムにおいて「『夢みるこども基金』を考える会」(河原英雄代表)による記者会見が開催された。本会見は3月28日(木)付けで福岡高等裁判所より言い渡された、河原英雄氏(大分県開業)、増田純一氏(佐賀県開業)、河津 寛氏(東京都開業)と「夢みるこども基金」(八尋晋策理事長)の古市事務局長・故中村理事長代行(当時)相続人による「夢みるこども基金」問題に関する民事訴訟の控訴審判決を受けて開催されたもの。今回の判決について福岡高等裁判所は、河原氏らと基金側双方の訴えを棄却した。

 会場では、河原氏らの代理人弁護士である永松栄司氏ならびに横山敏秀氏(ともに永松・横山法律事務所)より、判決文などが記された資料をもとに経過報告が行われた。

 永松氏は、判決文に記載された基金側の「不正な行為があった」や、河原氏らの言動について「不正を正そうとする公益を図る目的に出たものであり、違法な行為ではないことが明らかである」などに触れ、判決に対して一定の評価は示したが、基金のガバナンス・情報開示のあり方について、厳しく苦言を呈した。

 なお、夢みるこども基金(八尋晋策理事長)は、4月10日(水)付けで今回の控訴審判決に対する感想として「裁判は『痛み分け』の形になりましたが、基金は名誉を回復することができたと思っています」(一部抜粋、原文ママ)とコメントを発表している。