さる6月28日（金）から30日（日）の3日間、パシフィコ横浜（神奈川県）において第13回日本抗加齢医学会総会（総会会長：堀江重郎氏・順天堂大大学院医学研究科泌尿器外科学教授）が盛大に開催された。

　「アンチエイジングでつながる医学－Share and Spread Anti-Aging Medicine－」をメインテーマに開催された本大会。合計9つの会場にまたがり、シンポジウム、ランチョンセミナーがそれぞれ22セッション設けられたほか、会長特別企画４セッション、特別講演、招待講演、教育講演、イブニングセミナー、アンチエイジングトーク、市民公開講座、213演題に及ぶ一般口演など、盛りだくさんのプログラムが設けられた。

　とくに日本のアンチエイジングを推進してきた福原義春氏（資生堂名誉会長）の特別講演「サクセスフルエイジング」では、「抗」老化（アンチエイジング）から「幸」老化（サクセスフルエイジング）という捉え方も重要ではないかとの提言もなされ、聴衆は熱心に聞き入っていた。

　また、ポスター発表では、「皮膚・美容」「血管・高血圧・動脈硬化・神経」「歯・口腔」「サプリメント・機能性食品」「運動・精神」「生活習慣病」「アンチエイジングドック・予防医療」「代替補完医療」など、キーワードごとに、新しい情報が提供された。

　なお、初日のメインホールでの緊急企画「いよいよ実現するサプリメントに対する機能性表示」では、その規制緩和の動きに関して解説および意見交換がなされ、注目を集めた。