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2008年5月10日

歯の健康シンポジウム開催

1,019名が来場、口腔ケアの関心高まる

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 さる5月10日(土)、よみうりホール(東京都)にて「2008年 歯の健康シンポジウム(日本歯科医師会、読売新聞社主催、松下電器、松下電工協賛)」が「歯周病に潜む全身の健康トラブル―口腔ケアでメタボリック対策―」をテーマに開催され、会場には1,019名の参加者が詰めかけた。
 冒頭、大久保満男氏(日本歯科医師会会長)、田中秀夫氏(東京都歯科医師会会長)が主催者、後援者を代表し挨拶した。
 引き続き、会場では基調講演1「メタボリックシンドロームにならないために」(宮崎 滋氏、東京逓信病院内科部長)、基調講演2「歯周病はメタボリックシンドロームのひとつ―メタボリックシンドロームの予防には歯周病の予防も大事―」(西村英紀氏、広島大学大学院医歯薬学総合研究科教授)が行われた。宮崎氏はメタボリックシンドロームが引き起こす動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞の影響について事例を用いながら平易に解説。治療のポイントとして運動・食事療法による生活習慣の是正を提示し、参加者の熱心にメモを取る様子が見られた。西村氏はメタボリック症候群と歯周病の関係性について述べ、歯周病を予防するためには歯の正しい磨き方による感染防止、肥満やストレスによる危険因子を減らすことの重要性を示した。
 その後のパネルディスカッションでは、松田輝雄氏(元NHKエグゼクティブアナウンサー)をコーディネーターに迎え、宮崎氏、西村氏、本田佳子氏(女子栄養大学栄養学部教授)、松居一代さん(女優、エッセイスト)が登壇。壇上では、松居さんが「メタボ対策にはお掃除エクササイズが効果的」など、日頃より行っているこだわり健康法について語り、参加者は終始熱心に聞き入っていた。