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2013年11月24日

日本インプラント臨床研究会・日本歯科先端技術研究所 第3回合同研修会開催

インプラント治療の次のステージに向けた講演と議論がなされる

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 さる11月24日(日)、東京コンベンションホール(東京都)にて、日本インプラント臨床研究会(井汲憲治会長)と日本歯科先端技術研究所(簗瀬武史会長)による第3回合同研修会が盛大に開催された。

 会員による発表では、両会の演者がそれぞれ講演を行った。日本インプラント臨床研究会からは、佐久間 栄氏(東京都開業)、甲斐智之氏(兵庫県開業)、芦澤 仁氏(東京都開業)、大八木孝昌氏(神奈川県開業)が登壇。また、日本歯科先端技術研究所からは、山田晴樹氏(神奈川県開業)、江黒 徹氏(埼玉県開業)、宝崎岳彦氏(神奈川県開業)、竹島明道氏(東京都開業)が登壇した。講演では、オールジルコニアの上部構造を用いたインプラント修復、ソフトティッシュマネジメント、咬合再構成、インプラント周囲炎に対するa-PDTの応用、自家歯牙移植、がん患者とインプラント治療など、広範かつ最新のトピックが語られ、質疑応答においても活発な議論がなされた。

 また、外来講師として2名の演者が招聘され、吉成正雄氏(東歯大教授)が「超親水チタンインプラントは有用か?」と題し、インプラント表面性状の基礎知識、および新たに開発中である表面性状の展望を語った。また、黒田昌彦氏(東京都開業)は「患者さんの願いは「歯を救って長持ちさせること」」というテーマで講演を行い、安易な抜歯への警鐘を鳴らすとともに、きちんとした長期経過を追う意識を必ず持って自身の日常臨床を行うことの大切さを説いた。

 最後には、壇上にてすべての演者による活発なディスカッションが行われ、終日盛況だった本研修会を締めくくった。