さる12月8日（日）、電気ビル共創館（福岡県）にて第1回Japan United Colleagues発表会（水上哲也会長）が、「前にすすむインプラント治療～その到達点と合併症の予防」をテーマに、約500名を集め開催された。

　午前は、現在の治療到達点として、1st sessionでは林　美穂氏（福岡県開業）が「整理整頓！審美インプラント治療」、村岡卓也氏（福岡県開業）が「インプラント治療における骨造成の変遷と当院の取り組み」、2nd sessionでは馬場正英氏（福岡県開業）が「安全性の向上と適応症の拡大を目的としたPiezoelectric deviceの応用」、金成雅彦氏（山口県開業）が「総合治療におけるインプラントと矯正治療戦略」でそれぞれ講演した。

　午後は、インプラント周囲炎の予防の可能性として、3rd　session-1では池上龍朗氏（福岡県開業）が「インプラント周囲炎を知る、考える」、平井友成氏（福岡県開業）が「ペリオリスクと共存するインプラント治療」、木山　洋氏（福岡県開業）が「インプラント補綴における患者可徹式上部構造のメリット／デメリット」、3rd　session-2では吉松繁人氏（福岡県開業）が「アバットメントが変えるインプラント臨床」、土肥博幸氏（長崎県開業）が「インプラント周囲炎回避の視点からGBRを考察する」でそれぞれ講演した。

　最後に、4th sessionでは総括として水上哲也氏（福岡県開業）が「予防的視点からのインプラント周囲炎への取り組み」と題し、合併症を検証することでインプラント周囲炎の発症率を減少させていくための具体案を提示して本会を締めくくった。