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2014年2月22日

「だいさん会特別講演会」開催

講師に枝川智之氏を招聘

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 さる2月22日(土)、エッサム神田ホール(東京都)にて、だいさん会特別講演会(スタディグループ だいさん会主催)が開催され、歯科技工士約50名が参集した。

 講師として招聘された枝川智之氏(パシャデンタルラボラトリー)は、「審美・効率・コミュニケーションの考察~補綴物製作の各工程において守るべきポイント~」と題した講演を行った。講演冒頭、枝川氏は、歯科技工士専門学校卒業後に入学し、その後インストラクターを務めた卒後研修施設、早稲田歯科技工トレーニングセンター時代について語り、同施設の所長であった三善由高氏(現マスターセラミストスクール所長)に憧れ、セラミック製作の技術を学んでいたことを、当時製作したサンプルとともに紹介した。また、臨床におけるその技術の使い方と使いどころを、「効率」をキーワードに臨床例を用いて解説した。さらに、自身のラボにおける、朝礼での仕事報告などの決まりごとを紹介し、スタッフとどのように接しているのか、それがどのように「ラボ全体の仕事の効率化」に繋がっているのかを解説した。次に、歯科医師とのコミュニケーションとして、インプラント補綴における歯科医師とのコミュニケーションを症例とともに解説し、良質なコミュニケーションを取るためには、外科などのチェアサイドの知識も学ぶ必要があると述べた。

 今回の講演は、仕事の効率化やコミュニケーションが主題となっていた。これらは、ラボに勤務する歯科技工士が開業する際に、非常にぶつかりやすい壁であるという。そんな歯科技工士にとって、今回の枝川氏の講演は、大きなヒントになるのではないだろうか。