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2014年4月11日

PierzosurgeryによるBone Management ライブオペコース開催

Vercellotti氏らピエゾサージェリーの世界的権威が静岡に集結

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 さる4月11日(金)、白鳥歯科インプラントセンター(静岡県)にて、PierzosurgeryによるBone Management ライブオペコースが開催された(白鳥歯科インプラントセンター主催、株式会社インプラテックス共催)。本コースは日本初のInternational Pierzosurgery Academy(以下、IPA)・アクティブメンバーである白鳥清人氏(静岡県開業)のライブオペレーションに加え、ピエゾサージェリー(以下、ピエゾ)の開発者であるTomaso Vercellotti氏(UCL Eastman Dental Institute名誉教授、IPA名誉会長)らが講演を行うプログラムが組まれ、平日にもかかわらず多くの受講者が参加した。

 講演では、Enzo Rossi氏(オーフス大臨床教授、IPA前会長)が自家骨移植の特長と採取部位による違い、採取にピエゾを用いることの優位性などについて解説。次にVercellotti氏は、ピエゾを用いる際に、どの程度の圧を加えるのが適切かといった細かな留意点と、手術を成功に導くための秘訣を詳説した。また、三好敬三氏(東京都開業)は、低侵襲なインプラント外科手術、特に専用キットを用いて垂直的に上顎洞底を挙上する手技のポイントを述べた。さらにDomenico Baldi氏(ジェノバ大教授、IPA会長)は、ピエゾを用いた上顎洞底挙上術のクレスタルアプローチについて細かく解説した。

 ライブオペレーションでは、上顎前歯部単独歯欠損に対して同一術野からブロック骨をピエゾにて採取し移植する症例、上顎洞底をクレスタルアプローチにて挙上する症例の2つが用意され、白鳥氏が手術を行った。また、受講者とともに見学したVercellotti氏らもその場で解説を加えるなど、終始充実した内容のコースであった。