2014年5月11日
さる5月11日(日)、白水貿易株式会社(大阪府)において、スタディグループK.S.I.(小山邦宏会長、奥森健史主幹)主催によるOPEN SEMINARが開催された。米澤大地氏(兵庫県開業)を講師に迎え行われた本セミナーは、告知後数日で当初の定員を超える受講希望者が殺到するほど盛況であった。以下に演題・演者を示す。
・「ここから始めよう パーシャルデンチャーを機能させるキーワード」(奥森氏)
・「欠損歯列から咬合支持回復を考える」(小山氏)
・「力のコントロールを目指して チェアサイドとラボサイドのコラボレーションの重要性」(今西秀郷氏、ジールイズム)
・「サベイドクラウンの重要性」(藤尾 明氏、アクシアデンタルテクノロジー)
・「パーシャルデンチャー設計に必要な基礎知識」(米澤氏)
本講演会全体を通して強調されていたのは、パーシャルデンチャー・金属床を高い精度で製作するための手法を学ぶことがK.S.I.の目的ではなく、高い精度で製作することは当然として、製作に入る前の段階で、いかに口腔内で長期間機能するような義歯を設計するのかを学ぶことが目的であるということであった。各演者はそれぞれの切り口で、そのための考慮事項を解説しており、参加者にとっては一歩進んだパーシャルデンチャー製作を学ぶ機会になったのではないかと思われる。