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2014年5月18日

EPSDC研修会、「診査診断学/診療システム構築&ハイジニストワークコース(第7回)」を開催

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 さる5月18日(日)、TID’s ビル1F EPSDCセミナールーム(東京都)においてEPSDC研修会「診査診断学アドバンス、診療システム構築/ハイジニストワークコース(第7回目)」(宮下裕志主宰)が開催された。

 午前中は、TID’s ビル2Fにて本年4月1日に開院した東京国際歯科 六本木勤務の歯科医師および歯科衛生士から、医院での診療システムについてのプレゼンテーションとケースレポートが行われた。健康管理中心の診療システムを構築するために、まずは医院に所属する全スタッフが目指すべき理想の診療システムを構築して行こうとする強い気持ちをもつことが大切であるという。また、ケースレポートのディスカッションでは、正しい診療に必要な自費診療と保険診療との兼ね合いに関する質問に集中した。

 午後は、歯科医師グループと歯科衛生士グループに別れ、歯科医師グループは研修会参加者からの提出症例を用いて模擬コンサルテーション、歯科衛生士グループはブラッシング指導の相互実習が行われた。コンサルテーション成功には患者さんの心を動かし、モチベーションを上げるような医療面接が必要であり、各患者の口腔内状況だけでなくその患者さんの社会的や環境的な背景も考慮しコンサルテーションを行って行くことが大切であるという。また、ブラッシング指導の相互実習では、ブラシの当て方、力のかけ方を口腔内1歯1歯の状況に応じて変えることが重要であるという。

 相互実習終了後は参加者全員で研修会参加者から提出された症例の検討が行われた。重度歯周病患者へのプラークコントロールの難しさが話し合われ、とくに術者と患者さんとの疾患に対しての意識が異なることが医療面接を難しくしているという。ケースレポートの検討後、参加している各医院からの質疑応答を行い今回の研修会が終了した。