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2014年6月13日

一般社団法人日本老年歯科医学会第25回学術大会開催

「生活に寄りそう歯科医療と高齢社会」をテーマに

 さる6月13日(金)、14日(土)の両日、電気ビルみらいホール(福岡県)において、一般社団法人日本老年歯科医学会第25回学術大会(柿木保明大会長、森戸光彦理事長)が「生活に寄りそう歯科医療と高齢社会」をテーマに開催された。本大会は学会創立25周年の節目ということもあり、特別講演1題、教育講演1題、特別企画1題、ミニシンポジウム2題、シンポジウム3題、歯科衛生士シンポジウム1題、ランチョンセミナー4題のほか、課題口演2題、一般口演12題、ポスター発表など盛りだくさんの内容となった。2日間にわたって多くの歯科医療従事者が参集し、立ち見の会場も多数出るほど大盛況となった。

 初日の特別講演「高齢者医療と緩和ケア」では、森戸光彦理事長(鶴見大名誉教授)の座長のもと、佐藤英俊氏(佐賀大医学部附属病院地域包括緩和ケア科診療教授)が登壇。佐藤氏は緩和ケアの変遷に触れながら、緩和ケアに対する考え方や自身のこれまでの取り組みを紹介した。また、切れ目のない質の高い緩和ケアを行うための多職種によるチームアプローチや経口摂取の必要性など、日本の高齢がん患者の増加も指摘しながら、がん患者およびその家族の生活に寄りそう大切さを説いた。

 2日目の教育講演「認知症の予防・治療の最前線」では、山根源之氏(東歯大名誉教授)の座長のもと、西野憲史氏(医療法人ふらて会西野病院理事長)が登壇。西野氏は、65歳以上の4人に1人が軽度認知障害(MCI)あるいは認知症という日本の現状から予防の重要性を強調した。一次予防としての生活習慣病対策、二次予防としてのアクティビティ、三次予防としてのリハビリテーションといった三段階についてわかりやすく解説するとともに、認知症予防に寄与する歯科の可能性に期待を寄せた。

 なお、次回は2015年6月12日(金)から14日(日)の3日間、パシフィコ横浜(神奈川県)において、「超高齢社会の歯科を再考する―食べる、老いる、生きる―」をテーマに開催予定とのこと。