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2014年6月22日

日本歯科医科連携医療研究会、第9回セミナーを開催

歯科・医科双方の視点から意見交換されたこれまでにないインプラント症例相談会

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 さる6月22日(日)、慶應義塾大学病院(東京都)にて、日本歯科医科連携医療研究会(JSDMC:國弘幸伸医療担当理事長、谷 信洋総務担当理事長)による第9回セミナー「インプラント症例相談会」が開催された。

 はじめに登壇した谷 信洋理事長は、税理士として多くの歯科医院の経営を指導してきた立場から「経営面から見たインプラント治療」と題した講演を展開。実際の事案を提示しながら、インプラントに関連した医事紛争の実態と予防策について解説した。

 続いては、小澤俊文氏(東京都開業)がインプラント治療後に合併症が生じた症例を提示しながら、リカバリーの際に医院にかかる負担と、そのリスク管理の必要性に言及した。また、福留淳一氏(東京都開業)はサイナスリフトのトラブル症例などを供覧。國弘幸伸理事長が耳鼻咽喉科医の立場からコメントするなど、活発な意見交換が行われた。さらに、栗橋健夫氏(医師、歯科医師・中野江古田病院)は内科医の観点から、全身疾患患者への対応、紹介状作成の要点などを解説した。その後は聴講者より持ち寄られた症例を全員で供覧し、内科、耳鼻咽喉科、歯科の視点から多角的なアドバイスがなされた。

 超高齢社会のインプラント治療、および歯科医療にとって、今後欠かせないであろう情報が数多く提供された充実のセミナーであった。