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2014年7月12日

クワタカレッジ、「Senior Course for Russian Group」を開催

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 この7月12日(土)から20日(日)にかけ、クワタカレッジ(東京都、桑田正博校長)において「Senior Course for Russian Group」が開催中である。本コースは、Quintessence Moscow(ロシア)の仲介によってロシア国内の意欲ある歯科医師・歯科技工士16名を招聘し、日本をはじめ世界の歯科技工シーンをリードしてきた桑田正博氏が9日間の講義・実技指導を行うもの。かねてから、ロシア語に翻訳された著作によって知名度の高かった桑田氏であるが、昨年にはモスクワを、そして本年にはウクライナを訪れて講演を行うことでさらに注目度が上昇。今回のセミナー開催につながった。今回の招聘は16名であるが、実際にはより多数の応募があったとのことであり、今後の開催も期待されている。参加者からは「歯科医師の父から、いつもクワタの名前を聞かされてきた。いつか自分もクワタの話を聞きたいと思っていた」という声も聞かれ、桑田氏が残してきた世界的な功績が改めて感じられた。

 初日の会場では、桑田氏、Ostrovskiy Alexander氏(Quintessence Moscow代表)、佐々木一高氏(クインテッセンス出版代表取締役)、そしてクワタカレッジのスタッフ各位および受講生による自己紹介が行われた後、桑田氏のこれまでの軌跡や世界の巨人たちとの交流、そして氏が提唱するエマージェンス・プロファイルやFunctionally Discluded Occlusionの概念についてスライドを用いた講義+実習が行われた。また2日目以降は、氏の理論に基づいた模型上での咬合調整やワックスアップ、そして陶材築盛実習などが引き続き行われている。クワタカレッジの29年の歴史の中でもロシアからの受講者はおそらく初とのことで、今後の展開が期待される(詳細は「QDT Art & Practice」の近号に掲載予定)。