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2008年3月16日

Osseo Skarp Institute Study Club第2回Conference

Albrektsson氏、Peetz氏を特別講演者に招聘し開催

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 さる3月16日(日)、Tokyo Midtown Hall & Conference Room 7(東京都)にて、Osseo Skarp Institute Study Club(OSISC、松川真敏会長、東京都開業)第2回Conferenceが盛大に開催された。
 午前の特別講演では、Tomas Albrektsson氏(イエテボリ大学・主任教授)が「歯科インプラントのインパクトとアストラテックのポジション~過去と未来~」と題し、ナノレベルでの表面性状の改良が進む各種ラフサーフェイスインプラントの特長を解説した。また、多くのインプラントシステムが開発後すぐに販売されている現状に触れ、正しいインプラント治療が浸透するためには、十分な科学的検証を行ったうえで新製品を市場に登場させるべきであると警鐘を鳴らした。
 午後の特別講演では、Michael Peetz氏(Geistlich Biomaterials社・科学ディレクター)が「吸収性生体マテリアルによる骨再生と骨造成」と題し、現在、骨造成治療において世界的に広く活用されている吸収性の骨補填材料やメンブレンの特長、適応症、使用法について解説した。また、これらの材料を近年開発・改良が進む各種の成長因子と併用していくことで、今後はさらに有効な臨床応用が可能となると述べた。
 引き続き会員発表が行われ、松川真敏会長が「サイナスオギュメンテーション―その成績と留意点」、松田博文氏(奈良県開業)が「β-TCP(吸収性β-リン酸三カルシウム)を用いた再生療法―その適応症と使い分け」、中丸 潤氏(東京都勤務)が「臼歯部ならびに前歯部欠損部に対してインプラントを用いて咬合再構成した症例」をテーマにそれぞれ講演を行った。 会場を満席に埋めた聴講者からは各講演後に次々と質問がなされるなど、終始盛況のうちに幕を閉じた。