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2014年9月15日

SPTシンポジウム in 東京開催

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 さる9月15日(月)、JPタワー(東京都)にて、SPTシンポジウム in 東京(ライオン歯科材株式会社主催、株式会社モリタ後援)が開催され、祝日にもかかわらず200名以上の歯科医療従事者が参加した。本シンポジウムは、2013年に発売開始した「Systema SP-Tシリーズ」の発売1周年記念セミナーとして開催されたもの。

 会場では、川端康嗣氏(ライオン歯科材株式会社代表取締役社長)による挨拶のあと、午前の部は、三上 格氏(北海道開業)による講演「歯周治療を得意技に加えよう―SPTを理解しよう―」が行われた。三上氏は、メインテナンスとSPT(Supportive Periodontal Therapy)治療を行う歯科衛生士の存在が必要不可欠とした。

 午後の部は、内山 茂氏(医歯大臨床教授・臨床研修医指導医)による講演「ケア発想の歯周治療―SPT期のプロフェッショナルケア―」が行われた。内山氏は、SPT時のポイントとなる炎症と力のコントロールについて、多数の文献を供覧しながらわかりやすく解説した。

 引き続き、片山章子氏(フリーランス歯科衛生士)による講演「個性にあわせるセルフケア―オーダーメイド発想のセルケア処方―」が行われた。片山氏は、患者さんの口腔状態や意識に応じて「セルフケアを処方する」という考え方やノウハウについて言及した。

 その後、伊藤公一氏(日大歯学部特任教授)による講演「歯周治療を成功させるためのポイント~患者と歯科医療従事者の協同作業~」が行われ、歯周病と糖尿病との双方向の関連性や増加する認知症患者への対応など、今後の課題についても触れた。

 最後は、演者によるディスカッションが行われ、セルフケア商品を処方する際のポイントなどについてアドバイスがなされた。