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2008年3月6日

東京都歯科医師会、第168回代議員会開催

議案に「会員の処遇」が上程・審議される

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 さる3月6日(木)、新歯科医師会館にて東京都歯科医師会(以下、東京都歯、田中秀夫会長)による第168回代議員会が開催された。
 冒頭、田中会長は「執行部も2期目の就任以来、はや1年が経過し残任期間も1年あまりとなった。会員の先生方が心おきなく歯科医師としての責務を果たし、日々の診療に生きがいを感じるような環境を作りたいと努力してきた。残された期間も全身全霊を会務執行に打ち込んでいく所存である」と挨拶した。
 また、昨年5月に発覚した東京都歯会員の贈賄事件について触れ、「4年前の事件と今回の事件の後遺症が本日の議案になり、残念である。今回の事件に関しては執行部として臨時調査委員会を設置し、両会員から直接事情を聞き、事件の事実関係を確認した。内容に関しては裁定審議会(高倉和夫委員長)の答申書にも示してあるとおりである。また、マスコミなどで取り立たされた保険指導・監査に関する案件も、臨時調査委員会で各関係者からの調査を行い、その調査報告書を社会保険事務局に提出し、現在話し合いを進めているところである。一連の事件をきっかけに、昨年7月に倫理規定作成臨時委員会を設置し、会員としての倫理とは何か、などを来年度には示すことができるよう具体的な条文づくりに努力していただいている」と述べた。
 その後、会場では予算決算特別委員会の報告がなされ、議事については、「第9号議案 平成20年度事業計画」など上程された17項目すべてが原案どおり可決された。なお、「第16号議案 会員の処遇について」は、裁定審議会の答申どおり、「戒告処分とする。加えて、執行猶予期間中の役員、代議員および予備代議員の被選挙権の停止およびすべての公的な活動の自粛」とした。