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2014年11月8日

第35回全国歯科保健大会開催

「健康は歯から~歯科が支える健康長寿~」をテーマに

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 さる11月8日(土)、大阪国際交流センター(大阪府)において、第35回全国歯科保健大会(厚生労働省、大阪府、大阪市、日本歯科医師会、大阪府歯科医師会主催)が「健康は歯から~歯科が支える健康長寿~」をテーマに開催され、全国各地から約1,300名の参加者で盛会となった。

 開会後、主催者である太田謙司大会実行委員会委員長(大阪府歯科医師会会長)、山本香苗氏(厚生労働副大臣)、大久保満男氏(日本歯科医師会会長)、松井一郎氏(大阪府知事・代読)、橋下 徹氏(大阪市長・代読)による挨拶が行われた。
 
 引き続き、歯科保健事業の推進および歯科保健衛生の普及・向上に功績のあった個人および団体を表彰する「歯科保健事業功労者表彰」(厚生労働大臣表彰:個人60名、団体6団体/日本歯科医師会会長表彰:個人43名、団体3団体)や、3歳児歯科健診検査を受診した子どもと親を対象にしている「平成26年度親と子のよい歯のコンクール表彰」(優秀賞:親子6組12名)が行われ、表彰の栄に浴した。

 その後、「在宅における歯科口腔保健の今後」と題するフォーラムでは、岩嶋義雄氏(国立循環器病研究センター高血圧・腎臓科医長)による講演「高齢者における歯科口腔保健と全身疾患罹患リスクとの関連~生活習慣病・循環器疾患~」、太田委員長がコーディネーターを務め、シンポジストに中村秀一氏(国際医療福祉大大学院教授)、阪井丘芳氏(阪大大学院歯学研究科教授)、大久保満男氏が登壇したシンポジウム「在宅における歯科口腔保健の今後~地域包括ケアシステムの中での歯科の役割~」が行われた。なかでも、社会保障制度改革国民会議事務局長を務めた中村氏は、高齢化に対応した「21世紀型」の歯科医療の必要性を強調し、地域包括ケアシステムにおける歯科医療の貢献に期待を寄せた。

 フォーラム終了後は、佐藤 徹氏(日本歯科医師会常務理事)より大会宣言が行われ、次期開催となる山梨県へ大会旗が引き継がれて閉幕した。