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2008年2月29日

日歯、第105回都道府県会長会議開催

渡辺常務理事、平成20年度診療報酬改定について報告

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 さる2月29日(金)、新歯科医師会館にて日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)第105回都道府県会長会議が開催された。
 冒頭の挨拶で、大久保会長は平成20年度診療報酬改定について振り返り、「都道府県歯科医師会をはじめ、日歯連盟や国会議員の多くの先生方のご努力により、0.42%の久しぶりのプラス改定を実現することができた。しかし、0.42%の枠内で点数貼り付け作業が行われるため、新規項目へ点数配分するためには合理化をし、財源を満たす作業をせざるを得なかった」と述べ、「先生方からさまざまなご意見があることは十分承知している。今回の改定で満足しているとはまったく思っていない。4月からの3か月のなかでどのような結果がでてくるのか、会員の意見もいただきながら対応していきたい」と今回の改定について総括した。
 その後、レセプトオンライン関係報告では、近藤勝洪副会長が「日歯としては『手挙げ方式』を今後も主張していく」としたうえで、「昨年11月にはマスタープランを作成し、オンライン請求に対応できない会員への対応策も含めて、レセコンソフト開発を検討している」と述べた。
 引き続き、社会保険・中医協関係報告では、渡辺三雄常務理事が「今回の改定については、会員の今後の診療体系をつくるために、精一杯努力させていただいた。前回の改定時には、本会館での厚労省担当者との打ち合わせはまったくなかったが、それ以降、大久保会長をはじめとする諸先生方のご努力によって、厚労省も歯科診療の再構築という同じ姿勢のもとで議論することができ、今回の結果にも結びついたと思っている」と述べた。また、今回の改定の主な項目について、指導管理体系の見直し(文書提供の改善)や歯周疾患体系の見直し(歯周治療体系の回復)について報告した。