さる1月25日（日）、ホテルメトロポリタンエドモント（東京都）において、東京医科歯科大学歯科同窓会（浅野正樹会長）による新年名刺交換会が同大学関係者や全国歯学部・歯科大学同窓会関係者など多数の参加のもと、盛大に開催された。

　第一部では、昨年10月に同大学スポーツサイエンスセンター長に就任したアテネオリンピックハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏が「限界に挑む」と題して、今日まで第一線の競技者として活躍できた秘訣を講演。良き師につくこと、常に改革を心がけること、自身の道具を大事にすること、目的目標を定めて最短距離でムダなく行動すること、身体感覚を意識して動作をすることなど、ハンマー投げ前日本記録保持者である父重信氏とのエピソードも交えながら、自身の競技人生における経験から得たポイントを語ることで、関心を集めていた。また、2020年東京オリンピック開催に向けて次世代の人材をつくることへの意欲を述べるとともに、スポーツ分野への歯科関係者の支援も呼びかけた。

　第二部の親睦会では、大久保満男氏（日本歯科医師会会長）、高木幹正氏（日本歯科医師連盟会長）、住友雅人氏（日本歯科医学会会長）など来賓による祝辞や、平成26年度に叙勲受章された同窓会員の紹介などが行われ、参加者同士による歓談のもと、新年の親交を深めるよい機会となった。