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2015年2月15日

兵庫県歯、「デンタル・デジタル・デバイスシンポジウム」を開催

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 さる2月15日(日)、神戸芸術センター(兵庫県)において「デンタル・デジタル・デバイスシンポジウム」(兵庫県歯科医師会主催、豊川輝久会長、以下兵庫県歯)が開催された。本シンポジウムは、近年急速に進化する歯科のデジタル化による利便性を、術者のみならず患者とも共有するべく、その最新情報を兵庫県歯の会員に提供するために開催されたもの。当日はのべ12題の講演・シンポジウム、および近畿歯科用品商協同組合兵庫県支部の協力による24社による企業展示「デジタル in KOBE 2015」も併催され、のべ518名が来場する盛況となっていた。なお、テーマは「CAD/CAM」「診断用ツール」「コミュニケーション」の3つに大別され、それぞれ別なホールにて同時進行で開催された。以下に、演題および演者を示す。

(CAD/CAM編)
・「ミリングマシンの基礎知識」(早坂圭一氏、ローランド・ディー.ジー.)
・「デジタル技術を応用した矯正診断と治療の優位性について」(杉山昌二氏、杉山矯正
歯科)
・「The solution of the Digital Dentistry」(増田長次郎氏、カロス)
・「Aadvaシステム臨床ポイント」(黒須義人氏、ジーシー)
・「個人経営にこそ必要なCAD/CAMとは」(名倉 努氏、フィデス・デンタル)

(診断用ツール編)
・「歯科用CTの新たな活用法」(西川慎一氏、ヨシダ)
・「一歩前を行く歯科用CTの活用法-高解像力歯科用CTは何を診たか!-」(新井嘉則氏、日大)
・「スマートデバイスとロボットが変える医療ITの新世界」(中山五輪男氏、ソフトバンクモバイル)
・「Virtual Realityと3D Printingによる 拡張触覚手術シミュレーション」(杉本真樹氏、神戸大)

(コミュニケーション編)
・「シンポジウム スタッフが元気になるクラウドの使い方」(伊藤尚史氏、伊藤歯科クリニック/松林大輔氏、ストリートスマート/加藤利彦氏、チャットワークアカデミー)
・「歯科医療のIT化と日本歯科医師会の考え」(冨山雅史氏、日本歯科医師会常務理事)
・「ipadだけで完結する画期的な院内システムの提案」(林 大介氏、プラネット)

 上記のとおり、演者には歯科医師、歯科技工士のみならず、医師やIT企業関係者、そしてCAM装置の開発関係者までを擁する意欲的なプログラムとなっており、兵庫県歯のDigital Dentistryにかける意気込みがうかがえる1日となっていた。今後の展開が期待される。