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2015年3月1日

K.S.I. OPEN SEMINAR開催

本多正明氏、奥森健史氏らが講演を行う

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 さる3月1日(日)、グランキューブ大阪(大阪府)において、スタディグループK.S.I.(奥森健史主幹、小山邦宏会長)主催のOPEN SEMINARが開催された。過去3回行われた同会主催のOPEN SEMINARでは、松川敏久氏(奈良県開業)、南 昌弘氏(大阪府開業)、米澤大地氏(兵庫県開業)が講師として招聘されており、「欠損補綴治療において、その一つのケースにかける執念」と題された本セミナーには、本多正明氏(大阪府開業)が講師として、そして松川敏久氏(奈良県開業)が座長として招聘されて講演会が開催された。講演会場に関しても、昨年までの白水貿易株式会社から、収容人数を大幅に増やすためにグランキューブ大阪に移したものの、それでも定員を超える応募が集まり、最終的に約200名が参集した。以下に演題・演者を示す。

・「機能するパーシャルデンチャーへと導くための押さえておくべきキーワード」(小山邦宏氏、デンタラディア)
・「模型上と口腔内におけるアドバンテージを再考する」(藤野智之氏、藤野歯科補綴研究所)
・「時間軸を意識したラボワークの時代へ」(奥森健史氏、デンタルプログレッシブ)
・「欠損補綴におけるサベイドクラウンを考察」(青木健治氏、本多歯科医院)
・「欠損補綴の「Longevity」を考察~パーシャルデンチャー、ブリッジ、インプラント補綴の比較~」(本多氏)

 本セミナーにおいて重要視されていたトピックのひとつとしては、マウスプレパレーションとサベイドクラウンが挙げられるだろう。パーシャルデンチャーを口腔内で長期的に安定させるためには、マウスプレパレーションやサベイドクラウンによって、軸壁をコントロールすることが非常に重要になることが強調されていた。また、模型上ではなく、口腔内で機能させることが会としての目的であることも強調されていた。K.S.I.では各地でその考えを広めるためのコースを開催しており、『QDT Art & Practice』(小社刊)においても、2015年5月号から奥森氏の連載がスタートするので、ぜひご一読いただければ幸いである。