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2008年2月24日

日本再生歯科フォーラム主催「第7回再生歯科シンポジウム」開催

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 さる2月24日(日)、東京大学安田講堂(東京都)にて、日本再生歯科フォーラム(上田 実代表)主催による第7回再生歯科シンポジウムが「再生歯科と再生医療との統合に向けて」をテーマに開催され、約150名が参集した。
 演者および演題は以下のとおり。
・Dr.Jan Eirik Ellingsen(オスロ大学)「From bench to bone-the development of fluoride modified implant surface」
・土屋賢司氏(東京都開業)「The science and art of aesthetic implant prosthesis」
・鈴木真名氏(東京都開業)「Soft tissue augmentation with connective tissue graft」
・上田 実氏(名大教授)「iPS細胞と乳歯幹細胞」
 講演では、インプラント体のチタン表面へのフッ化処理の有効性から、審美的なインプラント治療実現のためのリスク診査の重要性、またインプラント埋入部位の欠損形態の分類と術式の選択基準、さらに再生歯科と再生医療の未来展望まで幅広い内容に及び、参加者らは熱心に聞き入っていた。
 なお、日本再生歯科フォーラムとしてのシンポジウムは事実上今回が最後となった。当フォーラムは、来たる3月に開催される第7回日本再生医療学会総会において当学会の「歯科分科会」として新たなスタートを切ることになる。医科と歯科が再生医療の実現に向けて協力し合うことで、今後の再生歯科医療がどのような展開をみせるのか注目したい。