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2015年3月8日

第3回長野県歯科インプラントネットワークミーティング開催

発足から3年、実績をもとに今後の課題・展望が語られる

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 さる3月8日(日)、ホテルブエナビスタ(長野県)において「第3回長野県歯科インプラントネットワークミーティング」(長野県歯科インプラントネットワーク主催)が約160名を集め、開催された。

 まず、市民公開講座として吉成伸夫氏(松歯大)と溝口奈菜氏(サンスター株式会社)が講演し、それぞれインプラント治療のために必要な歯周病治療およびブラッシングの方法について解説した。

 次に特別講演として簗瀬武史氏(埼玉県開業、(公社)口腔インプラント学会 関東・甲信越支部支部長)が講演。超高齢社会を迎えた日本において、歯科では軽度認知機能障害のステージで口腔機能の保全を行い、認知症への進行を遅らせることが急務だと力説した。

 続く補綴セッションでは、永沢 栄氏(松歯大)が歯科理工学の立場からフィクスチャーの材料学について、山木康充氏(和田精密歯研株式会社)が歯科技工士の立場から上部構造の材料について、武智圭子氏(ストローマン・ジャパン株式会社)が歯科衛生士の立場からメインテナンスについて詳説し、インプラント補綴が多角的に考察された。

 最後のプログラムであるシンポジウムでは、「インプラント治療における病診連携の現状」をテーマに、清水 武氏(長野赤十字病院)、上原 忍氏(信州大)、窪田裕一氏(長野県開業)が登壇した。インプラントネットワークの3年間の実績や病診連携の問題点、クリニカルパスの策定などの課題が挙げられ、インプラントネットワークをさらに生すためにどうすべきかが真剣に語られ、会の幕を閉じた。