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2015年3月15日

(公社)日本歯科先端技術研究所、平成26年度総会・学術大会を開催

高齢社会における歯科医療の重要性について大いに語られる

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 さる3月15日(日)、東京コンベンションホール(東京都)にて、公益社団法人日本歯科先端技術研究所 平成26年度総会・学術大会(簗瀬武史会長)が200名を超える参加者を集め盛大に開催された。

 会員発表においては10名の演者が登壇し、骨造成を用いたインプラント、インプラント支持オーバーデンチャー、矯正用ミニインプラントなどのインプラント症例だけでなく、治療計画、マイクロスコープなど多岐にわたる内容が語られた。簗瀬氏は発表の中で、厚生労働省が発表した認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)において、MCI(軽度認知機能障害)に対し歯科医師・薬剤師の役割を求めていることから、日本歯科先端技術研究所がMCIへ積極的に取り組んでいくことを述べた。

 また、基調講演においては、一之瀬くにこ氏(東京都勤務)が「在宅ターミナルケアから見た歯科治療」と題し、高齢者・要介護者の在宅ケアの問題点・ポイントなど、菊谷 武氏(日歯大教授)が「地域で「食べる」を支えるということ」と題し、有病・高齢で症状が改善しない患者さんを治すだけでなく支えること、それら患者さんの咀嚼嚥下機能を読み取り、その機能を評価する重要性について、それぞれわかりやすく解説した。

 いずれの講演においても、活発な質疑応答がなされ熱気のこもった学術大会となった。