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2015年4月12日

日本訪問歯科協会、一般社団法人設立パーティー開催

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 さる4月12日(日)、ホテルモントレ半蔵門(東京都)において、日本訪問歯科協会(守口憲三理事長)による一般社団法人設立パーティーが開催され、約100名の関係者が参集した。

 世界最速で超高齢社会となった日本は、2000年4月に介護保険法が施行されたことで、在宅介護や在宅診療が注目を集め始め、歯科による訪問診療が増加した。本協会は、そのような環境の変化にともない顕在化した訪問歯科の行政的課題や存立に関する問題を解決すべく、また訪問歯科のさらなる発展やモデルケース確立のために2000年4月設立され、2014年12月に一般社団法人格を取得した。

 守口理事長によって本協会のこれまでの成り立ちや、謝辞などが述べられ、来賓の深山治久氏(医歯大大学院医歯学総合研究科教授)、城 茂治氏(岩手医科大歯学部教授)、平松圭二氏(NPO法人健口サポート歯るる代表)、箱崎守男氏(岩手県歯科医師会会長)、石井拓男氏(東歯大副学長、教授)、柿木保明氏(九歯大副学長、教授)、藤井裕樹氏(医師・九歯大総合内科学助教)、島村 大氏(自民党・参議院議員)、高瀬義昌氏(医師・高瀬クリニック)、渡邉 勉氏(医歯大和同会歯科器材売店店長)が紹介された。

 来賓挨拶の中で石井氏は、「現在の訪問歯科は国の制度ができてから、その枠組みの中で仕組みをつくってきたので、これからは歯科がもっと国を動かさなければならない」、また島村氏は、「制度の改革が必要であり、もっと地元から国へ声を上げなければ地域によって医療格差がどんどん広がってしまう。訪問歯科に限らず歯科界から国へ積極的に働きかけていきたい」とそれぞれ述べた。

 これからますます社会的ニーズが高まると予想される訪問歯科であるが、一般社団法人設立後も本協会の活発な活動とさまざまな情報発信が期待される。