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2015年4月18日

EPSDC研修会、StageIV(スカンジナビアンエンドコース)第8回目を開催

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 さる4月18日(土)、19日(日)の両日、EPSDC六本木研修室(東京都)において、EPSDC研修会(宮下裕志主宰)StageIVスカンジナビアンエンドコース8回目(全9回)が外科的歯内療法をテーマに開催された。

 前半は受講生が疑問として思っていることを調べ、参考論文をあげながら5分間のプレゼンテーションが行われ、それに対する質疑応答とコメントが行われた。切開線のデザインによる歯肉退縮の違い、外科的歯内療法の成功率、再根管治療との経過年数による予後の変化、逆根菅充填に用いる材料、予後に関わる因子などそれぞれの発表について受講とのディスカッションが行われた。

 また海外論文の選び方、選んだ論文とその研究の信頼度の判断の仕方、統計分析したグラフの読み方など詳細な解説が行われた。論文の内容をそのまま鵜呑みにするのではなく批判的な目で見ることの大切さ、信頼の置ける論文を選ぶことの重要さが強調された。

 後半は模型を使い切開、歯肉剥離、骨削合、肉芽除去、根端切除、逆根管形成、充填のデモと実習を行い、マイクロスコープを用いた術式が解説された。

 最後に再治療となった原因の感染が根管の内にあるのか、外にあるのか、それ以外(破折、パーフォレーションなど)に原因があるのか考えて診断し、リスクも含めて外科、非外科どちらが適しているか判断する必要があるとまとめて講義が終了した。