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2015年5月9日

ITI Congress Japan 2015開催

2日間にわたり1,430名が参集し盛会となる

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 さる5月9日(土)、10日(日)の両日、京王プラザホテル(東京都)にて、ITI Congress Japan 2015(International Team for Implantology主催)が開催され、1,430名が参集した。

 International Team for Implantology(ITI、プレジデント:David L. Cochran氏〔テキサス大〕)はおよそ17,000名のメンバーを擁する世界最大規模のインプラント学会で、国内では1,320名にメンバーを増やし、ITIセクションジャパン(セクションチェアマン:船越栄次氏〔福岡県開業〕)は米国に次ぐ規模となった。ITIはエビデンスに基づいた教育を活動における最重要事項としており、今回は「Leadership in Modern Implant Therapeutics 最新インプラント治療におけるリーダーシップ」をテーマに本会が開催された。

 1日目、セッションAにおいては、インプラント補綴のほぼ全域をカバーするデジタルソリューションについて、各プロセスの要点や将来展望に加え、デジタルではできない領域についての注意点などが詳しく解説された。

 2日目、セッションB、Cではインプラント治療を行ううえで審美に影響を及ぼす垂直的欠損などのキーファクター、三次元的な組織増生、各分野の専門医と協同するインターディシプリナリーアプローチ、治療の妥協点と合併症予防などについて講演が行われた。前年に行われたITIコンセンサス会議でまとめられた合意声明と推奨に基づき解説も行われた。高齢者に対するインプラント治療をテーマに『ITI Treatment Guide Vol.9』、単独歯欠損の審美治療の最適化を主題として『ITI Treatment Guide Vol.10』(クインテッセンス出版刊)が発刊予定である。