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2015年10月29日

第79回全国学校歯科保健研究大会開催

「『生きる力』をはぐくむ歯・口の健康づくりの展開を目指して」をメインテーマに

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 さる10月29日(木)、30日(金)の2日間、ホクト文化ホール(長野県)において、第79回全国学校歯科保健研究大会が「「生きる力」をはぐくむ歯・口の健康づくりの展開を目指して」をメインテーマ、「生涯を通じて自らの健康を保持増進するための学校歯科保健のあり方」をサブテーマに開催された。歯科医療従事者だけでなく、学校医、学校・幼稚園・保育所(園)の教職員、教育関係者、行政関係者等が多数参集した。

 29日は、開会式での清水惠太氏(日本学校歯科医会会長)および来賓らの挨拶に続いて、第54回全日本学校歯科保健優良校の優秀賞(文部科学大臣)を始め各賞代表校(園)出席のもと表彰式が行われた。続いて行われた基調講演では、岡崎好秀氏(国立モンゴル医科大・客員教授)が登壇し、「生涯を通じて自らの健康を保持増進するための学校歯科保健のあり方~食育の基本は歯・口の健康づくりから~」をテーマに講演を行った。次に行われたシンポジウムでは、座長の戸田芳雄氏(東京女子体育大教授)の座長のもと、宮下朋子氏(長野県教育委員会事務局保健厚生課課長)、上野弘子氏(東京都中央区久松小学校養護教諭)、小暮義弘氏(東京都中央区泰明小学校・幼稚園元校(園)長)、野村圭介氏(高知県高知市立西部中学校学校歯科医)の4名のシンポジストによる講演が行われ、長野県の学校歯科保健の取り組み、学校保健委員会活動の報告、子どものヘルスプロモーション推進のための学校保健委員会の活用、学校保健における学校歯科医の役割と具体的な取り組み、などが示された。

 30日には、「保育所(園)・幼稚園部会」「小学校部会」「中学校部会」「高等学校部会」「特別支援教育部会」の各部会に分かれて領域別研究協議会が開催された。各部会では、研究発表として校長や養護教諭が自校の歯科保健活動の取り組みについて報告した。その後、各部会の座長が一堂に会し領域別研究協議会報告が行われ、大会宣言が提出された。

 続いての閉会式では、次期開催地である東京への学校歯科の鐘引継ぎ等が行われ、閉会宣言をもって成功裏に大会は終了した。