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2015年11月3日

第6回Shurenkai総会2015が盛大に開催

「Back to the Basic 今こそ、原点回帰~もう一度チームで見直そう、補綴臨床の精度を」をテーマに

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 さる11月3日(火)、今池ガスホール(愛知県)において、第6回Shurenkai総会2015(山本司将実行委員長、中村健太郎主宰)が「Back to the Basic 今こそ、原点回帰~もう一度チームで見直そう、補綴臨床の精度を」をテーマに開催され、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士ら300名以上が参集し盛会となった。

 当日の午前は、まず総会プロローグとして、中村健太郎氏(補綴臨床総合研究所所長)が登壇。今回の総会では、第1ミッションとして「Back to the Basic今こそ、原点回帰」を、第2ミッションとして「Back to the Future 今が、温故知新」を掲げたうえで、補綴臨床の精度を高めるためには歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、歯科助手、メーカー、ディーラーなど歯科医療に携わる全員によるチームアプローチが重要であると述べ、総会の幕が上がった。

 つづいて、本年5月に開催された第124回日本補綴歯科学会学術大会において、Shurenkai会員が発表した演題9題について、山本司将氏(愛知県開業)、福沢裕基氏(兵庫県開業)、高田 剛氏(兵庫県開業)、長江 匡氏(岐阜県開業)がそれぞれ登壇し、スタッフでも理解しやすいようにわかりやすく解説した。

 午後は一般発表が行われた。補綴臨床の精度を高めるための具体的な取組みについて、大阪府・出戸ひかり歯科(光本宏司院長)、富山県・歯科ミントクリニック(竹島健太郎院長)、愛知県・やまむら歯科(山村昌弘院長)の3医院の院長がスタッフとともに発表。各発表後には中村氏の司会のもとディスカッションが行われ、会場の参加者とともに活発な議論が交わされた。

 最後に、総会エピローグとして再び中村氏が登壇。「補綴臨床はチームアプローチ!」と題して、チームアプローチの具現化には個々がそれぞれ学ぶのではなく、皆が同じ環境で同じ空気を吸って共通言語を得ることこそが重要と述べるとともに、さらに医院としてインフェクションコントロールを徹底することで患者さんに安心・満足という「デンタルコンフォート」を提供できるとし、今こそ患者本位の歯科医療のために原点に戻って自分を見直そうとまとめた。

 なお、会場横では23社の協賛の下、「Shurenkaiデンタルショー2015」も併催。中村氏は常々「歯科メーカーやディーラーの存在があってこその歯科医療である」と言うが、Shurenkai推奨商品や各社イチオシ商品など、補綴臨床の精度を高める器材や製品が多数展示され、おおいに賑わいをみせていた。また総会およびデンタルショー終了後には別会場にて「Shurenkai懇親会2015」が開催され、歯科医療チームの一員として皆が交流を深め合った。