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2015年11月8日

「Amorphous Congress vol.4」開催

会場には200名以上が参集し、盛会となる

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 さる11月8日(日)、大阪産業創造館(大阪府)において、スタディグループ「Amorphous」(村田彰弘会長)による「Amorphous Congress vol.4」が開催された。同スタディグループのオープンな講演会は2011年以来であり、今回は旗手勝浩氏(Ippin Dental Laboratory)が渡米前に働いていた大阪府での初の講演会となる。会場にはAmorphousのメンバー以外にも多くの歯科技工士が訪れ、また、旗手氏の「学生に聞いて欲しい」という意向から歯科技工士学校の生徒が無料で招待されていたこともあり、200名以上が参集した。

 村田会長の挨拶後に登壇した戸島大輔氏(Leaf)は「Back ground」と題して、インプラントを用いた咬合再構成のケースにおける歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手間のコミュニケーションの重要性を強調した。藤尾 明氏(AXIA DENTAL TECHNOLOGY)は、「歯科技工における治療咬合の重要性」と題して、咬合におけるアンテリアガイダンスの重要性について、多角的な角度から解説した。石田 明氏(カツベ歯科クリニック)は「私の臨床での1ページ―メインテナンス重視の補綴構造に挑戦―」と題して、インプラント上部構造におけるAGCブリッジの優位性を紹介した。瓜坂達也氏(Lucent Dental Laboratory)は「私の考えるシェードテイクに活用するデジタルカメラの設定方法」と題して、歯科におけるデジタル一眼レフカメラの設定法について、基本的な部分から詳細に解説した。Special Speakerとして登壇した旗手氏は「歯科業界に新風を巻き起こす―次の世代を担う歯科技工士のために―」と題した講演を行った。まず旗手氏自身がこれまでどのような考えのもとで行動してきたのかを解説し、それを踏まえ、どうすれば技工業界に明るい未来がくるのかについて、熱い口調で語った。

 旗手氏の講演は、学生だけではなく、当日参加していた多くの歯科技工士にとって大きな影響を与えたと思われる。今後の旗手氏の、そしてAmorphousの活動に注目していきたい。