さる11月23日（月）、品川グランドホール（東京都）において、ソニッケアーシンポジウム2015（株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン、株式会社ヨシダ主催）が開催され、約280名の歯科関係者が参集した。「患者様のトータルケアサポート」をテーマに、「患者の健康を守る口腔ケアにソニッケアーができること」について13名の演者が論じた。

　まず午前の部では、ダニー・リスバーグ氏（株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン代表取締役社長）による開会挨拶後、五味一博氏（鶴見大歯学部歯周病学講座教授）の座長のもと、北原信也氏（東京都開業）が審美修復後のケアにもソニッケアーが有効であることを述べ、次いで土屋和子氏（フリーランス歯科衛生士、株式会社スマイル・ケア代表）が、簡単に使えるソニッケアーは患者のセルフケアの定着に役立つことを、実例をもとに示した。続いて、林　丈一朗氏（明海大歯周病学分野准教授）がソニッケアーを用いた「1日1回、補助清掃具不要」の新しい口腔ケアを提案し、田中真喜氏（神奈川県勤務）が、勤務する病院の患者を例に、ソニッケアーが介助者にとっても使いやすいツールであることを述べた。

　午後の部では、申　基●氏（明海大歯学部付属明海大学病院長、明海大歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学分野教授）の座長のもと、和泉雄一氏（医歯大生体支持組織学講座歯周病学分野教授）が登壇。口腔の健康が全身の健康、ひいては健康寿命の延伸にかかわることを再確認した。続いて、長谷川嘉昭氏（東京都開業）と川崎律子氏（歯科衛生士・長谷川歯科医院）が、歯周病治療には歯科衛生士による歯周基本治療が何よりも重要であることを強調した。その後、中村社綱氏（熊本県開業）がインプラントのプロケアとセルフケアには操作が簡便なソニッケアーが望ましいことを述べ、安生朝子氏（歯科衛生士・藤橋歯科医院）がソニッケアーを長年愛用するリピーターの声を届けた。講演後には、演者を囲んでの懇親会が行われ、参加者と交流を深めた。
　
　このほか、ランチョンセミナーでは、東上野歯科クリニックの村岡正弘氏（東京都開業）と横山鮎美氏（歯科衛生士）が、月20万円以上を計上する同院の物販ノウハウについて披露。また、会場内に設けられたソニッケアーの体験ブースは、多数の参加者でにぎわっていた。

　（※●は吉が2つです。）