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2008年1月19日

第6回モリタ歯科技工フォーラム開催

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 さる1月19日(土)、大手町サンケイプラザ(東京都)において第6回モリタ歯科技工フォーラム(株式会社モリタ主催、森田晴夫代表取締役社長)が開催された。第6回目となる今回は、全8題にわたる講演(演者らによるディスカッションや築盛デモを含む)、そしてCAD/CAMジルコニアフレーム製作システム・KATANAシステム(ノリタケデンタルサプライ、モリタ)の臨床例ポスターセッションや林 直樹氏(Ultimate Styles Dental Laboratory)によるチャリティー写真展が開催されるなど、盛りだくさんの内容となった。
 会場ではまず、「第2回 新人発掘プロジェクト『技工登竜門』」優秀賞受賞者の湯浅直人氏(近藤歯科)が登壇。「The Image of Anterior Tooth Construction」と題し、3ケースの前歯部審美修復症例を供覧した。この中で氏は、「(歯科技工は)限りなく芸術的だが、芸術ではない」という青嶋 仁氏(ペルーラAOSHIMA)の言葉を引用しつつ、再製作となったクラウンを自ら印象採得して形態を確認していることや、サンプル上で何度も築盛し、希望する色調を得るといったトレーニングの重要性について述べた。また供覧された症例の築盛レシピについても詳細に述べ、受講者にとってもたいへん役立つ内容としていた。
 当日はこのほか、「Esthetic Approach in Clinical Dentistry ―歯科臨床における審美的なアプローチ―」(高橋 健氏、Dental Laboratory Smile Exchange)、「エステニアC & Bとともに歩む」(伊藤裕也氏、協和デンタルラボラトリー)、「Walking to the Dream(歩夢)」(中村 心氏、Think Tooth)、「CAD/CAMオールセラミックスの変貌 ~ビルドアップテク、そしてプレステクニックへ~」(山田和伸氏、カナレテクニカルセンター)、「機能的・審美的総義歯製作のポイント」(中込敏夫氏、JADE)、「A Challenge to Natural Teeth ―Live Porcelain Build Up & Its Reality―」(林 直樹氏)、ディスカッション「3人のスペシャリストが語る時代の扉の開け方 激動の時代に技工士はどのようなSKILLをもって進むべきか?」(木村健二座長(協和デンタルラボラトリー)、高橋 健氏、林 直樹氏、山田和伸氏)と多岐にわたる内容が繰り広げられた。
 なお、会場内で行われていた「トレードフェアー~歯科技工見本市~」には、特別価格で提供された商品を目当てに多数の歯科技工士や歯科関係者が参集し、こちらも盛況であった。