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2016年1月31日

「東日本大震災復興支援チャリティ講演会 若手代表選考会&講演会 東北・北海道支部」開催

菅野雅人氏が東北・北海道支部の代表に選ばれる

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 さる1月31日(日)、仙台歯科技工専門学校(宮城県)において、「東日本大震災復興支援チャリティ講演会 若手代表選考会&講演会 東北・北海道支部」が行われた。本会はきたる4月16日(土)、17日(日)に宮城県仙台市で行われる、2011年に発生した東日本大震災に対するチャリティ講演会(大会会長 志田和浩氏)において各支部(九州、大阪、名古屋、東京、東北・北海道の全国5ブロック)から若手演者を選出することになったことにともない、東北・北海道代表を決めるために行われたもの。2015年11月に開催された東京支部の選考会では、中村悠介氏(中野デンタルクリニック)が代表に選ばれている。

 まず、基調講演としては、高橋 健氏(Dental Laboratory Smile Exchange)が「症例発表のすすめ―症例発表会の意義―」と題して症例発表の意義を、そして小田中康裕氏(oral design 彩雲)が「講演の仕方、考え方」と題してプレゼンテーションの作り方を解説し、その後、エントリーした14名の演者が、20分という持ち時間の中でそれぞれの個性を十二分に発揮して講演を行った。以下に選考会の参加者とその演題を示す。

・「総義歯における平均値+α」(石田崇志氏、Dental labor YOSHINO)
・「インプラント周囲炎を回避する為の補綴側アプローチ」(今村みちる氏、MALO CLINIC TOKYO)
・「IPS e.max Press ingot selection」(打越秀樹氏、打越デンタル・ラボ)
・「インターナルステインと疑似試適を用いたe.max症例」(遠藤慧光氏、Kou dental Laboratory)
・「総義歯を製作する上でより多くの情報を求めて~歯科医師と歯科技工士の連携~」(及川直人氏、denture laboratory re: forte)
・「機能的な総義歯を目指して」(尾形清敏氏、オクヤマデンタルアート)
・「CAD/CAMを使用した新しいアプローチ」(木村真也氏、山王デントサービス)
・「来たるべき超高齢化に対応する総義歯技工」(佐々木順也氏、歯科技工研究所サブラトリー)
・「e.maxインゴット選択失敗から学ぶ」(白鳥国敏氏、WORVELL 仙台 Dental Laboratory)
・「包括的補綴治療における咬合再構成の術式」(菅野雅人氏、dental laboratory miyabi)
・「多数歯欠損症例へのアプローチ~双方が許容できる妥協点を模索する~」(高野康之氏、Luminous Dental Labo)
・「歯科技工士の、とある1日」(橋秀幸氏、T.GLASS)
・「技工士としての10年~works & motivation~」(辻 秀憲氏、千葉歯科クリニック)
・「わたしたちにできること~Look back on a variety of mistakes~」(吉村知久氏、gratDEX)

 選考会では「タイトルと発表内容の一致」「発表症例のテーマ、その意味合い」「プレゼンテーション内容」「製作技術」など8つの項目で選考委員が評価され、咬合崩壊を起こしている患者に対して、歯科医師とともに基礎資料の収集、問題点の抽出、治療計画の立案、診断用ワックスアップ、治療介入と着実なステップで治療を行ったケースを発表した菅野氏が東北・北海道代表として選出された。

 今回、東北・北海道代表として菅野氏が決定したことで、前述の東京代表の中村氏、名古屋代表の川村真一氏(FORTE LUX)、大阪代表の青木健治氏(本多歯科医院)、九州代表の肥川憲一郎氏(JTMデンタルラボラトリー)と、5つの地域の若手演者がすべて決定した。各支部の代表者らは、初日である4月16日(土)の16時10分から順次講演を行う予定になっている。