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2016年2月9日

株式会社ナカニシ、「新本社・R&Dセンター」の建設を発表

世界的な建築家である北川原氏が設計を担当

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 さる2月9日(火)、株式会社ナカニシ(栃木県)において、「新本社・R&Dセンター」(栃木県、中西英一代表取締役社長)起工式および記者会見が開催された。

 歯科医療用回転機器「ハンドピース」の分野で世界トップシェアを誇る同社は、このたびR&D機能の強化を主たる目的として、本社敷地内に約50億円をかけて「新本社・R&Dセンター」を建設し、2017年3月の完成を目指す。設計は世界的な建築家であり、東京藝術大学建築学科教授の北川原 温氏(株式会社北川原温建築都市研究所)が担当する。

 起工式後の記者会見では、中西英一代表取締役社長と北川原氏が出席した。中西氏は、新本社・R&Dセンターの建設目的について、(1)R&D機能強化(2)接客機能強化(3)イメージアップ(4)社員のプライド向上――の4つを挙げた。R&D機能強化については、研究開発から試作検証に至る一連の開発プロセスを整備するほか、研究開発スタッフが快適に勤務できる環境を提供することで、開発スピードアップを図る。また、接客機能の強化やイメージアップについては、ほぼ毎週訪問する国内外の顧客との関係構築とブランド力の向上、優秀な人材確保を目指すとのこと。

 設計を担当した北川原氏は、センターコートと呼ばれる逆円錐形の吹き抜け空間がコミュニケーションの場となることを強調。その周囲に研究開発機能や接客機能(ショールーム、セミナー施設、ミーティングルーム)、本社管理機能、物流機能を配置することで、ナカニシ社のグローバル展開の拠点として多様性を生み出し、イノベーションにつながってほしいと期待を寄せた。

■「新本社R&Dセンター」概要
所在地:栃木県鹿沼市下日向700
敷地面積:4万7,783m2
建築面積:4,798m2
延床面積:1万1,931m2
地上:4階
完成予定:2017年3月
総投資額:約50億円(建設費用・什器・その他設備費用を含めた予定額)