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2007年12月18日

次期診療報酬改定率、歯科0.42%のプラス改定

大久保日歯会長がコメント「社保費2,200億円の削減が影響」―定例会見より

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 さる12月18日(火)、平成20年度診療報酬改定の改定率(歯科本体+0.42%、全体-0.82%)が決定し、同日付で大久保満男会長(日本歯科医師会)がコメントした。以下にコメントを示す。
 「前回の大幅なマイナス改定で歯科は深刻なダメージをこうむり、国民の皆様に良質で安心・安全な歯科医療を提供するには大変厳しい状況に陥っている。その危機感から、是が非でもプラス改定をと、全力を挙げて努力してきた。しかし、今回の改定率0.42%は、厳しい経済状況の中での努力であったことは理解できるが、プラス改定とはいえ、大変厳しい数字である」
 また、さる12月20日(木)、新歯科医師会館にて日本歯科医師会(大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。席上、大久保会長は改定率の結果について、「プラス改定ではあるが、0.42%という数字は歯科にとって満足いく数字ではない。社会保障費2,200億円の削減が今回の改定率に影響している。この2,200億円の枠がある限り、次回の診療報酬改定にも影響してくると思われるので、日本の医療を確立するためにも、この考え方を政府には見直していただきたい」と述べた。
 診療報酬本体部分は8年ぶりにプラス改定となり、点数配分についてはこれから具体的な作業が行われるが、臨床にどのように生かされるか注目される。