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2016年6月23日

第63回日本小児保健協会学術集会開催

「子どもの健康と口腔保健」をテーマに

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 さる6月23日(木)から25日(土)の3日間、大宮ソニックシティ(埼玉県)において、第63回日本小児保健協会学術集会(渡部 茂会頭、岡田知雄会長)が「子どもの健康と口腔保健」をテーマに開催された。小児保健に携わるさまざまな職種が集う本学術集会を歯学部小児歯科学分野が担当するのは、日本小児保健協会の70年以上に渡る歴史のなかで初のことであるという。

 3日間にわたり、まだまだ支援・対策が不足しているという在宅小児医療の現状や子ども虐待防止対策、近年増加しているという食物アレルギー、生涯を通して健康的な生活を送るための先制医療としての小児の生活習慣病予防の展望、発達障害への対応、貧血・心臓・腎臓病・歯科の学校健診の現状と問題点、そしてワクチン・予防接種に関する話題と、多彩なテーマでプログラムが組まれた。

 歯科に関するものとしては、会頭である渡部氏(明海大教授)による会頭講演「口腔の健康と唾液」(座長:金子一成氏/関西医科大教授)を始め、堤ちはる氏(相模女子大教授)、井上美津子氏(昭和大教授)、笹田 哲氏(神奈川県立保健福祉大教授)によるシンポジウム2「子どもの咀嚼・食べ物」(座長:堤氏、並木由美江氏/全国保育園保健師看護師連絡会)、村本知世氏(明海大教授)による教育講演3「小児の摂食・嚥下とその発達・病態」(座長:前田隆秀氏、日大名誉教授)、天野 修氏(明海大教授)による教育講演4「第三の手:舌」(座長:田中英一氏、東京都開業)などが行われた。

 会場では、それぞれの専門の立場から活発な意見交換が成され、盛会のうちに閉会となった。