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2016年7月3日

日本ヘルスケア歯科学会 第13回認証ミーティング/併催講演会開催

「歯周病にならないためのメインテナンス」をテーマに

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 さる7月3日(日)、東京八重洲ホール(東京都)において、日本ヘルスケア歯科学会第13回認証ミーティング/併催講演会が開催され、同会の会員を中心に約50名が参集した。

 認証ミーティングにエントリーした医院は、兵庫県の宮本歯科・矯正歯科(宮本 学院長)と香川県の浪越歯科医院(浪越建男院長)で、外部審査員を交えた審査のうえ、2院とも認証診療所として認定された。

 併催講演会では、田村 恵氏(河野歯科医院・歯科衛生士)が「歯周病にならないためのメインテナンス」と題して講演。発表された症例は中等度~重度の歯周病患者のものが中心で、田村氏の指導による患者の変化が、高い規格性に則った資料により明示されていた。田村氏の講演の合間には、折に触れて関野 愉氏(日歯大准教授)による学術的な解説がなされた。歯周病のメカニズムや、プロービング時の出血やポケットデプスについての考え方についても、研究論文をもとに補足が加えられた。

 まとめとして、田村氏は、歯周病の予防には、(1)すべての患者に検査をすること、(2)できれば小学生のうちからメインテナンスに来てもらうこと、(3)メインテナンス時の異常を見逃さないこと、(4)データを取り続けることが大切だとし、メインテナンスに通ってもらうには、患者が納得する治療を行うのはもちろん、メインテナンスの重要性や、患者のリスク部位を来院するたびに伝えることが必要だと結んだ。