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2016年7月10日

東京医科歯科大学歯科同窓会、「有病者歯科治療と口腔ケア入門」開催

講師に丸岡 豊氏と吉田直美氏を招聘し、歯科衛生士が多数参集

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 さる7月10日(日)、東京医科歯科大学M&Dタワー(東京都)において、東京医科歯科大学歯科同窓会学術部によるDH講演会「信頼される歯科衛生士の法則IX 有病者歯科治療と口腔ケア入門――知っておくべき基礎知識と臨床スキル」((公社)日本歯科衛生士会「特別研修」指定講演会)が開催された。

 全身疾患を有する高齢の患者さんが増加するなか、口腔管理や口腔ケア、また安全な治療を提供するための患者コミュニケーションなど、歯科衛生士への期待はますます高まっている。本講演会は、講師に丸岡 豊氏(国立国際医療研究センター病院歯科・口腔外科診療科長)と吉田直美氏(千葉県立保健医療大歯科衛生学科教授)を迎え、歯科衛生士が医院から在宅、施設、病院へと活躍の場を広げていくために必要な対応力のスキルアップを目的として開かれた。

 丸岡氏は、安全な歯科医療を提供するために必須となる薬剤の知識や、有病者の口腔内の病態のチェックポイントを、また吉田氏は周術期や訪問の口腔ケアで役立つ患者さんへのアプローチと口腔ケアを具体的に紹介。明日からの診療にも役立つ知識に加え、今後医院から在宅、病院へとフィールドを広げていく歯科衛生士にとって、きわめて重要かつ実践的な内容となっており、約80名の受講者でほぼ満員の会場は熱気に包まれた。