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2016年7月15日

第57回日本歯科医療管理学会総会・学術大会開催

「これからの歯科医療の質保証」をテーマに

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 さる7月15日(金)から17日(日)の3日間、TKPガーデンシティ御茶ノ水および東京医科歯科大学(東京都)において、第57回日本歯科医療管理学会総会・学術大会(俣木志朗大会長、白圡清司会長)が「これからの歯科医療の質保証」をメインテーマに開催され、280名が参集した。

 今大会では、大会長講演、特別講演、教育講演、口頭発表、ポスター発表、イブニングセミナーなど多数のプログラムが組まれた。なかでも、教育講演1では、舛友一洋氏(臼杵市医師会医療福祉統合センター長)が「地域包括ケア時代における医科歯科連携とICT活用~"うすき石仏ねっと"の挑戦~」と題し講演。"うすき石仏ねっと"とは、大分県臼杵市内の医療・介護機関を結ぶ情報ネットワークのことで、現在、市内75%の医療機関が参加。医療・介護・福祉の分野でICTに求められているものは、「効率的な情報共有」「医療資源の有効活用」「疾病予防」「介護予防」「救急活用」「災害対策」「医療費削減」など多岐にわたるとしたうえで、いかに地域でネットワークを構築していくかについて先進的な取り組みが紹介された。

 その他の発表では、本大会のメインテーマである「質保証」の観点から、医療職のプロフェッショナリズムや、地域包括ケア時代の多職種連携、医療安全、医療訴訟などが取り上げられ、大会は盛会裏に終了した。