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2016年7月21日

日歯、定例会見を開催

歯科医師専門性評価機構(仮称)の設置へ向けた検討始まる

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 さる7月21日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。

 会見ではまず堀会長より、さる7月10日(日)に投開票された第24回参議院議員通常選挙について報告がなされ、「諸般の事情により日本歯科医師連盟より独自候補が出せなかったことは残念であったが、これまで同様に政権与党を応援し、国の政策のなかにおいて歯科医療をどのように位置づけるかを引き続き議論したい」と述べた。

 引き続き、柳川忠廣副会長より、「歯科医師専門性に関する協議会」の設置フローについて説明がなされた。本協議会は、日歯と日本歯科医学会連合(住友雅人理事長)が中心となり、専門医の一貫性、認定評価基準、研修制度の評価認定などを議論し、その結果、必要があれば第三者評価機構「歯科医師専門性評価機構(仮称)」の設置などを検討する。第一回目は厚生労働省をオブザーバーに迎え、きたる9月に開催予定とのこと。

 つぎに佐藤 保副会長より、地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会において、医科歯科の連携について「医療機能の連携に資するものとして項目を追加すべき」という意見があり、病床機能報告において医科歯科連携に関する項目を追加することが報告された。これによって、病院歯科の果たす役割などが初めてデータとして上がってくることになり、平成29年度の議論から活用されることになるとのこと。

 続いて、8020推進財団(堀 憲郎理事長)が「歯・口の健康と病いの語り」というデータベースをホームページ上に構築したことを報告。患者さんは歯を失うなどの体験を共有でき、歯科医療や行政関係者は、体験者の率直な意見に触れることができるという。映像、音声、文章の3つの形式で掲載されている。

 最後に、小林慶太常務理事よりきたる8月19日(金)に開催される「平成28年度日本歯科医師会/デンツプライシロナ スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本代表選抜大会」について、今大会は歯科大学全29校がエントリーしていることが報告された。