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2007年11月24日

第10回PSD学術大会開催

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 さる11月24日(土)、如心の里 ひびき野(群馬県)にて第10回PSD学術大会(日本補綴構造設計士協会主催、川島 哲理事長、金井孝行大会実行委員長)が開催された。
 大会名に冠されたPSDとは「Prosthetic Structure Designer」(=補綴構造設計士)の略であり、同協会の略称でもある。同協会はこの「補綴構造設計」の名のもと、80名あまりの会員が日々キャストパーシャルデンチャーの構造設計と製作技術の研鑽、そして患者に貢献できるキャストパーシャルデンチャーの提供に取り組んでいる。
 当日、約30名の会員を集めた会場では、まず午前の部として川島理事長が登壇。「2010年のキャストパーシャル」と題し、インプラント全盛といわれる現代におけるキャストパーシャルデンチャーの意義について説いた。また、「身体への適合」「脳への適合」「心への適合」の3点がキャストパーシャルデンチャーには求められるとし、それぞれの点について詳説した。
 ひきつづき午後の部では、奥森健史氏(同協会師範講師)が「時代に求められるキャストデンチャーとは…」、古賀壮一氏(同協会師範講師)が「Japanese Spirit! 羽ばたけ補綴構造設計士!」、八巻賢一氏(同協会師範講師)が「2010年のキャストパーシャルは…」と題してそれぞれ登壇。キャストパーシャルデンチャーにできるかぎり高い審美性を付与した症例や、同協会のコンセプトである構造設計の付加価値を歯科医師/患者に理解してもらうための考え方、そして若手歯科技工士を確保するための歯科技工学校における取り組みなど、キャストパーシャルデンチャーを中心に歯科技工界全般を俯瞰する内容が語られ、盛況となっていた。