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2016年9月29日

日歯、定例会見を開催

平成27年度歯科概算医療費について説明がなされる

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 さる9月29日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。

 会見ではまず堀会長より、平成27年度歯科概算医療費について報告がなされた。堀会長は、平成27年度は前年に比べ約1.35%の伸び率であったが、歯科特有の金属価格組み換え0.63%を考慮すると、実質0.7%増加になると説明し「保険改定のない年の伸び率が停滞しているので、改定がない年も適正な歯科医療を国民に提供できるよう今後も働きかけていきたい」と述べた。その後、日本歯科総合研究機構による社会医療診療行為別統計の分析(平成26年と平成27年の比較)の説明がなされた。

 続いて、さる9月20日(火)に開催された第一回目の「歯科活性化会議」について、多岐にわたる話題が議題に上ったことが報告された。今後は3つのワーキンググループを発足させて国民のニーズに合った保険導入、臨床現場の活性化、歯科商工協会・学会・厚労省などとかかわる問題の整理などを続けたいとのこと。

 その他に、ノルウェーで開催されたISO(国際標準化機構)、スペインで開催されたFDI(国際歯科連盟)への代表団参加について報告がなされた。堀会長は「ISOやFDIを通して日本の歯科界の存在感の大きさを感じた。今までわれわれは国内で手一杯だったが、これからは国際戦略が必要となってくる。また医科歯科連携もこれまで以上に重要になってくるだろう」と述べた。また、次回ISOについては、2019年日本開催の内諾があったと報告された。