さる9月30日（金）、株式会社ジーシー（東京都）において、株式会社ジーシー（中尾潔貴代表取締役社長）による記者会見が開催された。

　会見ではまず中尾潔貴氏（株式会社ジーシー代表取締役社長）より、平成28年9月30日付でユニゾン・キャピタル株式会社がアドバイザーを務める投資ファンドより、昭和薬品化工株式会社（東京都、吉田誠治代表取締役社長）の普通株式全株を取得したことが報告された。中尾氏は、「昭和薬品化工株式会社の医薬品会社としての品質管理に期待をしている。当社が目標としているVision 2021『健康長寿に貢献する世界一の歯科企業への挑戦』にまい進したい」と述べた。

　続いて昭和薬品化工株式会社の代表取締役社長に就任した吉田誠治氏は「弊社は、歯科に特化したスペシャルファーマシーである。今後は歯周病関連や在宅歯科医療関連の製品にも力を入れたい。また、今までは国内のみの販売であったが、今後はどのような商品を海外に輸出できるかジーシー社の強みを生かして検討していきたい」と抱負を述べた。

　なお、昭和薬品化工株式会社は今年で創業68年の有力メーカーであり、国内の同市場では歯科用局所麻酔剤、歯周病治療薬などでトップのシェアを誇る。また今までの販路には変更はないとのこと。