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トピックス


2016年10月16日

BIOHORIZONS®Implants 1stConference2016開催

歯科界をリードする臨床医が集結し、基礎から最新のトピックまで語りつくす

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 さる10月16日(日)、秋葉原UDX(東京都)において、BIOHORIZONS(R)Implants 1stConference2016(株式会社カイマンデンタル主催)が「Laser-Lok®インプラントの可能性を引き出す」をテーマに、盛大に開催された。

 開会後、高橋 由氏(東京都開業)が、BIOHORIZONS®Implantの特長であるLaser・Lok®とSpiraLock®に触れながら、インプラント骨吸収、インプラント周囲炎の予防効果を述べた。また、審美領域に当該インプラント用いて良好な結果を得ている症例を供覧した。
 
 佐藤憲治氏(神奈川県開業)は、歯牙の保存も視野に入れた包括的な講演を展開。BIOHORIZONS®Implantを用いた安全・確実なインプラント治療について述べた。
 
 福島淳夫氏(京都府開業)は、BIOHORIZONS®Implant Systemのインターナル・へツクスコネクションについての新たな知見とその特徴について、解説を行った。

 牧野路生氏(静岡県開業)は、ガイデッドサージェリーの特徴や注意点に触れながら、適切な埋入ポジションにインプラントを埋入するためのポイントを丁寧に語った。
 
 山中隆平氏(東京都開業)は、骨造成をテーマに講演を展開。ソケットブリザべーション、吸収性・非吸収性メンブレンを用いた症例を供覧し、その特質、適応症選択などについて語った。
 
 寺嶋宏曜氏(大阪府開業)は、細くウインドウを開けて、そこからアプローチする新たなラテラルウインドウテクニックを紹介し、低侵襲、腫脹が少ないなどの利点を述べた。

 佐藤洋司氏(秋田県開業)は、インプラントを撤去して再埋入した症例などを供覧。インプラントポジションの重要性を説いた。また、新たな各種アバットメントの紹介と、適合精度を高めるためのポイントについて解説した。
 
 殿塚量平氏(東京都開業)は、抜歯後即時埋入をテーマに講演を展開。手術回数が少ないといった利点、唇側骨の減少の度合いが読みにくいといった欠点をそれぞれ語るとともに、1歯欠損ケース、複数歯欠損ケース、全顎ケースのそれぞれを供覧した。
 
 最後は、本カンファレンスの特別講師およびモデレーターを務めた堀内克啓氏(奈良県開業)と、山崎長郎氏(東京都開業)が登壇。堀内氏は、インプラント外科のスペシャリストの視点から、インプラントの治療計画と適切なインプラント選択の重要性、骨欠損を伴う症例の外科処置、翼状突起を活用してグラフトレスでインプラントを埋入する際のポイント、サイナスリフトの合併症とその予防などについて詳説した。
 
 また、山崎長郎氏(東京都開業)は、堀内克啓氏とコラボレーションしてグラフトレスでインプラント治療を行った全顎治療症例を供覧。フルブリッジの補綴物製作までの過程を丁寧に語り、聴衆の関心を引いた。また、今後のインプラント治療においては、デジタル化が進んでいく流れは必然であるとの見解を述べ、盛会だった本カンファレンスを締めくくった。