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2016年10月30日

福岡豊歯会35周年記念発表会が盛大に開催

「若き潮流」をテーマに、歯科医師、歯科衛生士ら約200名が参集

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 さる10月30日(日)、福岡県歯科医師会館(福岡県)において、福岡豊歯会35周年記念発表会(脇本 貢会長)が「若き潮流」をテーマに開催され、歯科医師、歯科衛生士ら約200名が参集し盛会となった。

 本会は35年前、河原英雄氏(大分県開業)、増田純一氏(佐賀県開業)、玉利尚之氏(福岡県開業)が発起人となり発足した若手歯科医師のための勉強会。会名には「人間性豊かな医療人に育ってほしい」との気持ちが込められており、自己の再評価と研鑽を通して「心ある歯科医療」を基本理念として活動している。今回、発足35周年を記念し、会員の若手歯科医師らの講演を中心に発表会が行われた。演題、演者を以下に示す。

「規格性のある口腔内撮影法の考察」(深町太伊地氏、福岡県開業)
「前歯部コンポジットレジン修復について―より良い結果への模索―」(近藤 崇氏、福岡県開業)
「ガイデッドサージェリーシステムでインプラント治療を行った一症例」(山尾康暢氏、福岡県勤務)
「歯周基本治療で治す」(小川允知氏、福岡県開業)
「不正咬合への早期治療介入の有効性」(大串奈津貴氏、福岡県開業)
「GPの立場での歯内療法―現在の私の取り組み―」(中野稔也氏、福岡県開業)
「超高齢社会における総義歯治療の役割」(二階堂増彦氏、福岡県開業)
「顎位の決定に苦慮した一症例―咬合再構築に取り組んで―」(布巻純治氏、山口県開業)
「審美よりも予知性を考慮したレジン充填」(寺田壮平氏、福岡県開業)
「当院における基本的な前歯部審美修復処置」(須呂剛士氏、大分県開業)
「総合治療医を目指そう」(徳永哲彦氏、福岡県開業)
「過去、現在、未来の歯科臨床について考える」(角岡秀昭氏、熊本県開業)

 発表テーマは、基礎資料収集、歯周治療、歯内療法、ダイレクトボンディング、咬合誘導、総義歯、審美修復、咬合再構築など多岐にわたる内容が披露された。いずれの演者も規格性のある資料のもと、1つひとつの処置をていねいに行う姿勢が印象的で、患者との信頼関係が構築されていく様子がみてとれた。最後に、上野道生氏(福岡県開業)が閉会の辞を述べ、盛会裏に終了した。1日を通して、本会35周年の伝統と新しき潮流が感じられる発表会であった。