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2016年11月16日

第80回学校歯科保健研究大会開催

ジャーナリストの池上 彰氏が記念講演で登壇

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 さる、11月16日(水)、17日(木)の両日、文京シビックホール(東京都)において、第80回学校歯科保健研究大会(丸山進一郎大会会長、川本 強大会実行委員会会長)が「『生き抜く力」をはぐくむ歯・口の健康づくりの展開を目指して―明るい笑顔で未来をつくる学校歯科保健活動―』」をテーマに開催された。

 開会宣言に続いての主催者挨拶、来賓による祝辞の後、毎年、優れた学校歯科保健活動を行っている学校(園)に贈られる全日本学校歯科保健優良校の第55回表彰が壇上で執り行われた。また、第80回全国学校歯科保健研究大会記念文部科学大臣表彰が続いて執り行われ、学校歯科保健の普及と向上に貢献してきた個人がその功績を称えて表彰された。

 続いての記念講演では、ジャーナリストの池上 彰氏が登壇し「国際社会で生き抜く力」と題して最近の国際情勢の解説を交えながら、国際社会を生き抜くうえでもつべき視点等について講演を行った。次に、黒田敬之氏(東京医科歯科大名誉教授)の座長のもとシンポジウムが行われ、安井利一氏(明海大学長)による基調講演と田中さえ子氏(元・福岡県春日市立須玖小学校養護教諭)、竹内純子氏(日本学校歯科医会常務理事)による自身の学校歯科保健への取り組みとその経験に基づいた学校歯科保健における課題を解決していくうえでの戦略を提案した。

 翌17日には、領域別研究協議会が行われ、保育所(園)・幼稚園部会、小学校部会、中学校部会、高等学校部会、特別支援教育部会の5部会に分かれ、それぞれの領域での取り組みの報告を中心とした研究発表が行われた。その後、各部会の座長一同が登壇して部会での発表や質疑応答の内容等が報告され、大会宣言が出された。

 閉会式では、次期開催である青森県の紹介や青森県歯科医師会への「学校歯科の鐘」の引継ぎ等が行われ、閉会宣言をもって成功裏に閉会となった。